ポイント
身体が『酸化、糖化』すると老化や病気になると言われています。
なぜなら、過剰に摂取した糖質が体内のタンパク質を変性させるからです。
タンパク変性によってできた異常タンパク質をAGEsいい。
それを食い止めることを抗糖化といいます。
こんばんは!美容師のnaruです。
皆さんは、『抗酸化』という言葉は最近よく耳にするのでご存知だと思いますが、『抗糖化』や『AGEs(最終糖化産物)』というのはあまり聞いたことないのではないかな?
『酸化』と同じくらいに人間の細胞を老化や病気にさせてしまうというと言われている『糖化』。
この糖化によってできたAGEs(最終糖化産物)とそれを抑える『抗酸化』について、今回はお話ししたいと思います。
Contents
老化を遅らせたり、病気にならないためには抗糖化を意識することが重要!!
私たちがいつまでも若々しく健康でいるための、『身体の酸化』と同様に注目を集めているのが『身体の糖化』です。
この二つは密接に関係することから、『抗糖化』を意識することは、『効率的なアンチエイジング対策』にもつながります。
まずは『なぜ?糖化が起こってしまうのか?』を知ることが大切です。
私たちが食事などから摂取する糖質は身体にとって必要不可欠な栄養素です。
とくに脳によっては唯一のエネルギー源であり、細胞活動においても欠かせないものです。
ところが、現代の食生活においては、
甘いもの(ケーキやスウィーツなど)糖質を過剰摂取してしまう傾向にあり、これが身体の糖化を促進させる原因にもなっています。
糖化 AGEs(最終糖化産物)とは?
この過剰に摂取した糖質が体内で代謝されずに余った結果、体内のタンパク質と非酵素的に結びつくことで、タンパク質が変性しAGEsと呼ばれる異常タンパク質を生成する現象なんです。
AGEsは体内に蓄積し、身体のさまざまな害をもたらします。
知っての通り、私たちの身体は約60兆個の細胞によって成り立っていて、その細胞を構成している成分にはタンパク質が含まれています。
つまり、細胞は、糖化する恐れがあり、それによって身体の正常な機能が低下するというわけです。
また、活性酸素から身体を守る『SOD』などの抗酸化酵素も主にタンパク質からできているので、身体の抗酸化力の低下のもつながります。
このように、身体の糖化を防ぐ抗糖化対策は抗酸化対策と同じくらい重要ってことなんです。
※非酵素的というのは、酵素を関与せず褐変すること、食品の多くは加熱することで褐変します。
代表的なものが『メイラード反応』ってやつです。
例、代表的な食材 <パン、焼き肉、玉ねぎを茶色く炒めた物など>
タンパク質を加熱することで『メイラード反応は起こります』
AGEs(最終糖化産物)は血管や肌の老化を加速させる原因!
糖化によって変性した異常タンパク質AGEsは、ゆっくりと気づかないうちに私たちの身体を蝕み、進行していきます。
身体を構成する細胞にはタンパク質が含まれています。
つまり、身体の至るところで糖化が起こる危険性があるのです。
一度できてしまった異常タンパク質AGEは、分解されにくく、排出されずにそのまま蓄積してしまいます。
その結果、体内のタンパク質は本来の働きができなくなってしまうので、細胞の活動がスムーズに行われずに、身体の正常な機能が低下してしまいます。
例えば、動脈の壁にAGEsが蓄積することで、血管が硬くなると、伸縮性が失われ動脈硬化を招くことになる。
目の水晶体なら白内障、骨なら骨粗しょう症など、さまざまな部位でトラブルを起こします。
もちろん、美容にもその影響は現れます。肌の弾力や張りに欠かせないコラーゲンやエラスチンにもタンパク質が含まれているため、糖化の進行によって『AGEsが蓄積するとシワやたるみの原因』にもなる。
また、AGEsは褐色をしているため、肌全体を黄色っぽくくすませ、肌の色をトーンダウンさせます。
要するに、お肌の透明感が失われていくということですね。
さらに、AGEsは老化を加速させる身体の酸化とも深く関係しています。
活性酸素は体内に侵入した異物に反応します。糖化によって生成されたAGEsも異物と見なされ、活性酸素を過剰に発生させてしまう要因になります。
老化を加速させないためには、AGEsを溜め込まない生活習慣を身につけることが大切です!
まとめ
私たちは、普段の食事から知らず知らずにAGEsを口にしています。
なのに、そのほかに糖分の多いお菓子や、ケーキ、ジュースを摂るということは糖化が進みやすいということになります。
エネルギーに変えるために最低限必要な糖質は摂取しなければならないが、必要以上、糖質は摂らない方が良いですね。
そうすることで、いつまでも若々しく健康でいられるコツだと思います!!
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